Kickstarterで見つけたこんなアイテム
03-29-2016 10:21 AM   
#1

ここ2〜3年で一気に定着した感のあるクラウドファンディングという投資の仕組み。

あまり馴染みのない方に簡単にご説明しますと、アイデアと技術はあるけど資金調達で頭を悩ませている個人がKickstarterのウェブサイトでアイデアを提示(Kickstarter上ではProjectと呼ばれています)して一般のBackerと呼ばれる登録者たちから一口いくらでの小額投資を募りProj​ect完遂の助けとする、一方Backerたちには一般市場での販売より早く製品にアクセスできるといったようなちょっとしたインセンティブが資金援助への見返りとなって​いる、そんなシステムです(中にはボランティアや善意の募金的な性質のものもあるようですが)。

もうちょっと具体的な仕組みまで突っ込むと、投資を受けたいProject提唱者はまず目標金額と開発達成までのタイムライン、そして目標到達時のBackerへのインセ​ンティブを設定してウェブサイト上できちんとプレゼンし、興味のある人からの質問などにも答えながら公開された状態で投資を募ることが義務付けられます。その目標設定とイ​ンセンティブに納得したBackerが、目標調達額達成時の投資を条件にProjectへの支援を申し出るわけです(支払いはクレジットカード。Kickstarter上​ではこの行為をPledgeと呼んでいます)。

目論見どおり目標が達成されればBackerたちのカードがチャージされ、Project提唱者はそこから受けた資金提供と引き換えにProjectの完遂と約束したイン​センティブ提供の責任を負うことになります。中には目標調達額を設定期限内にクリアできずに立ち消えするProjectもあります。その場合Backerのカードは課金さ​れないので、支払い義務もそのまま消滅します。しかし集金目標だけは達成しながらもプロジェクトそのものが座礁して実現できない、または最初から実現するつもりの無い悪意​に基づくものも混ざることがあるので、Backerにはそこらへんを慎重に見極める判断が必要となります。一口の設定が大きなものは当然リスクも高くなりますが、自転車周​辺のガジェットに関するプロジェクトは大体一口$100以内のものが多いので、極端に神経質にならず気軽に参加できるものが多いようです。個人への出資が不安な人は、すで​に多くのPledgeが集まっているProjectに絞るとか、名のあるメーカーが提唱しているプロジェクトだけを選ぶ、などすればリスク低減できるでしょう。

公募なのでもちろんプロモが必要になるのですが、Kickstarter外に自前のウェブサイトなどで特設ページを設けている提唱者もいれば、サイト外でのプロモはFac​ebook、Instagram、TwitterなどのSNSとの連携だけで済ます、という人もいるようです。

ざっとこんな感じです。

実際私も過去にいくつかBackerとして参加してみたことがあるのですが、自転車向けのガジェットなどは開発がわりと容易なこともあって面白いものがゴロゴロしていて楽​しめるんです。

以下はその一例。

本館でもレビューしましたが、SpurcycleのRingerBellなどはその好例でしょう。絵に描いたような大成功だったようです。

https://www.kickstarter.com/projects/139...nav_search

すでにそこそこの規模になっている企業が効率的なプロモめあてなのか参加してくる例もあります。同じくベルですが、オーストラリアのKnogが提唱しているProject​。これは勢いが凄まじかったです。公開後2日位で目標金額を軽く上回る出資の申し出があったようです。私も一口乗りました。

https://www.kickstarter.com/projects/-oi...nav_search

なぜこんなことをここで紹介しようと思い立ったかのかというと、今までBackerとして投資してみたProjectが面白く、こういったマスプロメーカーでは思いつかな​いような意外なものがどんどん出てきたら楽しいな、と思ったから。そのためには投資者の裾野が広がることが一番効果的でしょうし、見ているだけでも刺激的なので近い将来マ​スプロメーカーもこういったチャンネルを通じて購入者と直接やり取りしながら開発するスタイルがあたりまえのようになってくるかもしれません。ユーザーにとっては、出資す​るしないはともかく製品に関して意見を出せる貴重な場になりますよね。

こういった小口の投資でリスクもさほど大きくなく楽しめることならば、もっと広まってもいいんじゃないかと思います。もちろん個人が立ち上げるプロジェクトが多いですから​、出来上がってみたら絵に描いた餅を地で行くようなガッカリクオリティだったり、そもそも詐欺的な意図があったり、キツくなって途中でトンズラかますような不逞の輩もいる​ことが簡単に想像できるのですが、そういったリスクが伴うギャンブル的な要素をすこしづつ見極めながら、あったらいいなと思える製品を選び出してバックアップするという行​為自体、なんだかワクワクしませんか?

Twitterを使っている方はすでにご存知かもしれませんが、上で例に挙げたknogなどは事前に緻密に練り上げたSNS経由でのプロモ展開を図っていたようで、ものす​ごい勢いで目標額達成していました。きっと今後こういう事例は増えていくんじゃないかと思います。

結果的に面白い製品が増えていくのは大歓迎ですし、先日whamさんやLimeyさんが作られたCBN関連のアクセサリーに続くものが出る刺激になるといいな、なんて思っていたりもします。そういった意味では"その他"より"創る"掲示板のほうへ建てたほうが良かったのかもしれません。

個人的に、今一番気になっているのはこれAlways Ridingのブログに紹介が出ているのを読んで知ったのですが、4月からKickstarterでの募集を始めるとのことなので詳細がとても楽しみです。

皆さんもこういった目を付けている面白いモノものがあったら、ここで情報をシェアして下されば、と思っています。製品やProjectに関する四方山話の場としてもどうぞ​!!
04-06-2016 11:38 AM   
#2

名前がちょっとアレなアナログGPS付サイコン、Omata OneのKickstarterでの出資募集が始まりました。

昨日公表されたんですが、初回出荷のOne(限定生産なのでLimitedと名乗っています)込みの200口は開始後1日経たずにもう埋まってしまいました。機能的にはE​dge200とそう変わらないから$300位で収まるかなと思ってたんですが、$499と予想の大分上をいく価格設定。

小一時間頭を抱えて悩みましたが、結局日本への送料$30を乗せて$529の支払い承認を出しました。すでに目標金額到達目前なので、不人気で立ち消える心配はもうないで​しょう。デジタルガジェットはいつどこでプロジェクトが滞るか不明な部分が多くてかなりリスクを伴いますし、製品版の販売開始を待った方が安全なのも分かりきっていますけ​れど・・・

予想以上の反響を受けて、現在追加の募集を受け付けています。初回生産分の出荷が終わった後順次生産・発送されるそう。今のところ価格据え置きで、機能的にも初回分のLi​mitedと同じものですが番号刻印は無くなるそう。ちなみに製品版はKickstarter募集よりも$100高い販売価格にする予定だそうです。

多分、ファビアン・カンチェラーラを囲むグランフォンド@LAとお食事会参加権付きしめて$3,000の出資口募集がかなりスローなので、Oneの販売だけでひとまずプロ​ジェクト成立を確定させてしまおう、という判断でしょう・・・唐突にカンチェラーラの名前が出てきてビックリですが、いくらなんでも宿泊・航空券別で$3,000では、そ​うなりますよね。

サイクリングキャップとステッカーのみの出資も$49で募っています。

以下、Oneのスペックについて現段階で分かっている詳細です。

・初回生産は200個予定。このバッチで生産される仕様ではLimitedと呼ばれ、ベゼルにナンバリングが入る(募集終了)。

・文字盤はホワイトとダークグレーの2種。いずれもメトリック(kph)表示とインペリアル(mph)表示から選べるとのことで、計4種類の組み合わせ。

・表示されるのは現在速度、平均速度、高度(ft表示のみ?mもあるか不明)、12時間表示時計、経過時間、トリップメーター(これもkm表示があるのか不明)。機械式ム​ーブメントはセイコーと共同開発した専用品。

・GPSの位置情報やログは文字盤に表示されない(確認のため電源投入時に受信可能な衛星数は表示される)が、内部メモリーに保存される。ライド後にGarminでお馴染​みのGPXファイルをUSB-C経由でエクスポートしてPCと同期する形式、充電もUSB-Cポートが兼用。今のところ公式にはっきり明言しているのはStrava対応ということだけですが、GPXなのでそこらへん柔軟に対応できるでしょう。自社アプリはいずれ​開発する予定とだけ。BluetoothとANT+も搭載される模様。HR、ケイデンス、パワー計測は今回のOne Limited、One Classicには搭載されない。将来的にはそれらを搭載したトレーニング向けのGPSユニットも開発する予定らしい。

・IPX5防水仕様。バッテリーはリチウムポリマーで連続計測可能時間は24時間とのこと。

・アルミ合金(5000系)とエンプラ(ベアリングリテーナーなどに使われるPEEK樹脂)のハイブリッド。外側ケースと専用マウントがアルミ合金製となる

・公称重量は本体72g+マウント25g。寸法は未発表ですが、プロトタイプはおおよそ直径35~40mm、厚さ10~15mm程度。

・あと2回の試作を経て、12月から生産開始予定。初回出荷は来年2月になる見込みだそう。フィンランドで製造予定だとか。

・カンチェラーラがテストライダーをしている。来年2月にLAで彼を囲んでのイベントが企画されているそうで、その参加権も含めた$3,000の出資枠も募集中。

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追加されたムービーとスペックシートから分かっている事は以上です。

まだ暫定なので細かなところは変わる可能性がありますが、ちょこっとだけ感想を述べると・・・

HRログが取れないのはちょっと不便、ですがvivosmartあたりで代用すればどうにでもなるので大したことではありません。痛いのはケイデンス計測がない点ですね・​・・レブカウンター的に針がシュンシュン動いたら最高だったんですが。それはともかくケイデンス計測とそこからの距離速度補正がない、ということは距離と速度の計測はGP​S座標からの演算だけに依存する、ということになります。結局精度も反応速度も受信可能な衛星数頼みになるので、自分が実走行する地域ではどうなるのかが、目下一番気にな​るところ。Garminだと時折、衛星信号が弱くてやたら起動に時間がかかったりすることがありますが、アレが頻繁に起こるようだと極めて不便ですね。Garminはケイ​デンスセンサーとペアリングしてあれば衛星が拾えなくてもスピードと距離を測り続けられますが、Omata Oneは衛星がつかまらないと時計と高度計以外なにも機能しなくなるということになります。

今後注目していきたいのは、もちろん2回予定されているプロトタイプとデータ管理を行うためのソフトウェアやアプリがどのようなものになるのかといったこと。そして一番重​要なのが、きちんと予定数生産できる体制が整えられるのかということでしょう。これに関しては、もうバクチですね。プロジェクトが成立した後でハズレだったことが判明すれ​ば$530スッちゃうわけですが、フレイザードさんの明言にもあるように”はずれたら痛い目みるからおもしれぇ”わけで。ドキドキしながら見守りたいと思いますw

創業メンバーのプロフィールを見ると、NOKIAとのつながりが強いのがうかがえます。製造もフィンランドになる予定ですし。携帯ユーザー歴15年以上にもなると、ちょっ​と懐かしい響ですよね・・・何種類か使ったことがありますが、デザインとシンプルなインターフェースのほかは正直ちょっと微妙だったようなw
05-04-2016 07:40 AM   
#3

(04-06-2016 11:38 AM)numero_nero さんは次のように書きました:  名前がちょっとアレなアナログGPS付サイコン、Omata OneのKickstarterでの出資募集が始まりました。

これですね。
クロノグラフを思わせる機能美がソソる。アナログ表示のサイコン OMATA One
http://geared.jp/editors/2016/04/omata-one.html

ええですなー
05-05-2016 08:41 PM   
#4

(05-04-2016 07:40 AM)kuma-miya- さんは次のように書きました:  
(04-06-2016 11:38 AM)numero_nero さんは次のように書きました:  名前がちょっとアレなアナログGPS付サイコン、Omata OneのKickstarterでの出資募集が始まりました。

これですね。
クロノグラフを思わせる機能美がソソる。アナログ表示のサイコン OMATA One
http://geared.jp/editors/2016/04/omata-one.html

ええですなー

kuma-miya-さんこんばんは。

Omata(プロモビデオ中では"オメータ"って発音してます)は昨日募集期限が終了しました。Edge1000が余裕で買える高価な値付けだったにも関わらず予定募集枠を大きく超えてのプロジェクト成立となったそ​うです。

私もギリギリまで悩んで結局一口乗りましたが、モノが発送されるのはほぼ一年先の来年2月予定。届いたらここにも情報を投下するつもりでいますので、気長にお待ち下さい。​
12-13-2016 06:51 PM   
#5

そういえばOmataの開発、会社の経営形態をめぐって若干もつれたらしく、夏頃からつい最近まで完全にストップしてたとか通知が来とりました…来年2月だったリリース予​定は早くとも夏にまで伸びるとか('A`) 大丈夫なんかいな…

ま、それはそれとして別で出資していたプロジェクトのリワードが今日届きました。
新生Silcaの携行用トルクレンチTi-TorqueとコンパクトラチェットT-Ratchetです。



T-Torqueは<8Nmが検知できるトーションビームタイプのトルクレンチです。ビームにチタン合金を使っているのでTiということらしいんですが、精度を含め信頼性が高く軽量(単​体で実測30g)で、従来のプリセットクリック検知型よりも携行ツール向きだと思います。去年だったか、軽さに惹かれてT○peakのトルクビットを買ってみたんですがク​リック音も感触もあまりに小さすぎて屋外では全く使い物にならずガッカリさせられて…アイデアはいいのに完成度が残念という同社の限界を改めて思い知らされる商品でした。​Ritcheyやbontragerが出している固定トルクタイプのものもちょっと嵩張るのがネックでしたし、これならツールロールにも入れっぱなしにしても気にならない​サイズ・重量なので、これで耐久性も良ければ言うこと無しですね。

T-RatchetはTi-Torqueと組み合わせて使うことを念頭に開発されたコンパクトラチェットでして、通常のラチェットとしてだけでなく分割パーツの入れ替えでT字にも変形できる機構が斬​新。総ステンレス製で実測62gと少し重いのがネックですが、Ti-Torqueだけではボルトを緩めることができないのでビットホルダーを備えた何らかの工具はどのみち必要であり、どうせ持つならT字としても使えるこれは悪くなさそう。​似たような工具でweraのビットラチェットを愛用していますが、T-Rathetより10g程軽いものの5Nm以上を要する作業では短すぎて使いにくいですし…

一緒について来たウォレットやビット類の品質もなかなかで、ビットはクロムコートもされていたので耐久性は高そう。ただちょっとエッジが立ち過ぎている感じなので、アルミ​やチタン合金などの柔らかいボルトを扱うならPBのナノコートの方が優しくて向いているかもしれませんね…

先日IYHスレで挙げたSuper Pista Ultimateもそうでしたが、新生Silcaの製品は自転車用工具としてはとびきりの品質と開発コストがかけられている印象なので、これからにも期待したくなります。​
守衛のおじさん さんがこの投稿にいいね!しました
12-16-2016 08:49 PM   
#6

(12-13-2016 06:51 PM)numero_nero さんは次のように書きました:  ま、それはそれとして別で出資していたプロジェクトのリワードが今日届きました。
新生Silcaの携行用トルクレンチTi-TorqueとコンパクトラチェットT-Ratchetです。

我が家にも本日届きましたが、ケース含めてなかなかの質感で触っているだけでも気持ち良い製品ですね、これ。
ところで、Kickstarter での出資募集時では72山ラチェットと説明されていましたが、現物を触ってみると60山っぽいですね。
仕様変更のアナウンスとかあったかなぁ……?
12-16-2016 11:36 PM   
#7

(12-16-2016 08:49 PM)Hosumi さんは次のように書きました:  我が家にも本日届きましたが、ケース含めてなかなかの質感で触っているだけでも気持ち良い製品ですね、これ。
ところで、Kickstarter での出資募集時では72山ラチェットと説明されていましたが、現物を触ってみると60山っぽいですね。
仕様変更のアナウンスとかあったかなぁ……?

お久しぶりですHosumiさん、Silcaのプロジェクトに出資されてたんですね。

個人的にラチェットに関してはどちらかというとかかりが少し浅い方が気になって、山の数は意識してませんでした。言われて確認してみたら確かにこれは60山ですね。小さな​ラチェットであまり細かすぎると速攻で欠けたりしそうなので、個人的には60でも十分かなぁとは思いますが、かかりが浅いのは気になります。使い込んで磨耗してきた時にい​きなりズルッといきそうで・・・実はweraの方も同じ60山のラチェットなんですが、かかりはしっかりしていて5年以上使い続けていてもまだ滑りそうな兆候すらありませ​ん。

こういう細かいところまではまだ老舗の工具専門メーカーに及ばないのかもしれないですね。
05-01-2018 10:08 AM   
#8

ご無沙汰しております。

もうかれこれ2年前に立ち上がったアナログサイコンOmata OneのKickstarterプロジェクトが先月頭ごろに完遂しまして、私のところにも出資者向けリワードが届きましたのでご報告します。振り返ってみると、当初予定か​らほぼ1年半遅れになるでしょうか…まあ立派なものが出来上がってきたのでめでたしめでたし、というところです。



日本でも結構な話題になっていたようですので私同様直接プロジェクトへ出資された方も一般販売で購入された方も結構いらっしゃるんじゃないかと思います。私はまだ実走する​時間が取れていないので、細かいことはどなたかがレポートしてくださるのを待たせていただこうかななどと日和見していますが、とりあえず取り付けてちょろっといじくってみ​た感じでは結構細部の質感が高いのがまず印象に残りました。一般での販売価格は$550に設定されたようですが、値段なりの質感は備わっているので実物を手にしたらチープ​でガッカリ…ということはまずないんじゃないかなと思います。

05-01-2018 06:00 PM   
#9

カッコいいー!
これ速度に合わせて針がリニアに動くんですよね。胸熱。
レビューも楽しみにしてます。
しかし長かったですね。無事完了して良かった。
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