新ロゴになったサイクルスポーツ。みんなの評判は?
https://blog.cbnanashi.net/2018/11/5942
サイスポ2019年1月号は、版が横に広くなって読み易くて美しい仕上がりですね。内容も、充実していた12月号と比較しても、全く劣っていません。
サイスポはずいぶん長い間購読していますが、
「自転車雑誌作りって大変な仕事だろうなぁ~」
という思いが年々、強くなっています。本当に素晴らしい、真っ向勝負の濃い内容の特集や連載記事が雑誌の売り上げにつながるかというと、全くそんなことはない、ということを恐らく、編集者たちは痛感していると思います。今も、昔も、サイスポには読みごたえのある連載記事が存在し続けていますが、それらは多分、あまり読まれていないことでしょう。忙しい日々を疾走するなかで、ふと、一体どうすればいいのか!?と編集者たちが自問自答することも多いのではないか、と勝手に推測してしまいます。
マスターも書いておられますが、2019年1月号の特集、「最後のリムブレーキ」。これは本当に素晴らしい内容だと思いました。安井・吉本コンビの近年の拘り方は尋常ではなく、ちょっと頑張りすぎではないか?と心配になってしまうほどですが、「最後のリムブレーキ」を起点として、社会学的見地を開拓していってほしいなあ、と感じます。あとは、新聞では最早、全く見られなくなった、本格ルポルタージュという領域の開拓。自転車ジャーナリストという職業がもし存在するならば、これは是非、そのジャーナリストに担っていただきたい、と期待します。
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サイスポのロゴつまみ食いの巻
2019年1月号・・・誌面が幅広になり、美しい誌面構成になるとともにロゴも簡素で優しい感じに
2018年7月号・・・頑張っている感じが伝わるロゴ
1996年9月号・・・今中大介氏のツールでの走りを伝える表紙と、"FOR BIKERS ONLY"の副題
1995年9月号・・・ツールの個人TTを走るミゲール・インデュラインにのしかかる(?)丸いロゴ
1989年6月号・・・縁取りカタカナのロゴの下に縦書き日本語充満
1982年8月号・・・縁なしカタカナのロゴの左下に小さいジロの写真はベルナール・イノー
1980年1月号・・・縁なしカタカナの1段ロゴで、レース風味は希薄
1976年1月号・・・中二の冬、(多分)初めて買ったサイスポ「ペダルでリフレッシュ!」という今となってはやや不思議な副題