ジオメトリ相談所
06-22-2012 10:19 PM   
#1

ichelloさんからご依頼があったので、別スレを立てておきます。

ビルダーのMarkから送られてきたCADのキャプチャーです。
私の場合平均より股下が3cmぐらい長いに、平均より4cmほど手が短いので見た目がおかしくならない程度にハンドルが近く高くなるよう設計してあります。ノーマルヘッド​なのもそのためです。





06-23-2012 10:38 AM   
#2

mk2さんのキレ!のあるロードの秘密がわかったゾー、という感じですね、これは!!
で、リアセンターとハンガーダウンが私のと同じデスヨォ~!!

私の場合は、ダラダラしていて、あーでもない、こーでもないと長考し、半年ほど経つと、ようやくオーダーする気になる、みたいな感じです。一昨年、22年ぶり(ほとんどア​ホ)にロードフレームを作りましたが、スローピング角度を決めるのに半年(間違いなくアホ)みたいな感じになってしまい、結局、なんだかんだで、フツーのフレームをオーダ​ーしようと思ってから実行するまでに3年ほどかかってしまいました。(只々ボーとしていただけなのは秘密)

ジオメトリ検討は、謎の原始ツールを使いました。

そのあとにオーダーシートを数ページにわたって作成しましたが、その中に出てくるのがこの寸法図です。CADではなく、パワポで書いてあります。ワードでも描けます。



シートパイプのボトル台座位置は、単に低くしただけではなかったり、と、色々理由があってこういう各部サイズになっていますが、説明し始めるとかなり長くなるので。。。い​ずれにしても、mk2さんも同じだと思いますが、100%自分のためだけのジオメトリになっているというわけです。


06-23-2012 12:26 PM   
#3

みなさんありがとうございます。うーん、深い。

mk-2さん|
図面に要点が完結に数値化されていて、分かり易いのですね。ものすごく馬鹿なので質問ですが、小さめのサイズの場合、シート角はともかくとして、ヘッド角は寝かせるものな​のでしょうか?(寝かせないとダウンチューブとホイールが干渉する?)

守衛のおじさんさん|
こりゃまたすごい書き込みですね。ノウハウぎっしり詰まっているのだと思いますが、馬鹿なんで読み込めません。それにしてもパワポでここまで行けるとは、、、

すこし質問です。

一般的なフレームジオメトリの検討の場合、
トップチューブ長>シートおよびヘッドアングル>ハンガー下り・リアセンター
という流れで作図を進める感じなのでしょうか?ヘッド長等は作図上は「ナリ」で決まっている様に読み取れるのですが、、、

微スローピングはシートポストの突き出し量を確保したい(見た目の問題?)ということでしょうか?

リアセンター、僕のritcheyは415mmでした。ここは詰めると乗車感変わってきそうですね。とりあえず今乗ってる自転車の図面起してみます。


06-23-2012 01:26 PM   
#4

>守衛のおじさんさん
おー、やっぱり来ましたね。凄すぎです。
やはりサイズが大きいと設計に余裕がありますね。立ったヘッドアングルにオフセット43mmのフォークという事はかなりハンドリングはキレがあるのでしょうか。

使用頻度の高いダウンチューブのボトルケージ穴のみ補強を入れてあるのは長年乗られていて何か不具合があったからでしょうか?私のは薄パイプな上入っていないので少し心配​になってきました。

やっぱり微スローピングがすごく気になります。私のスローピングは大した理由はないのですが、1.5度というのはかなり深い理由があるように見受けられます。宜しければご​教授頂けないでしょうか。

(06-23-2012 12:26 PM)ichello さんは次のように書きました:  みなさんありがとうございます。うーん、深い。

mk-2さん|
図面に要点が完結に数値化されていて、分かり易いのですね。ものすごく馬鹿なので質問ですが、小さめのサイズの場合、シート角はともかくとして、ヘッド角は寝かせるものな​のでしょうか?(寝かせないとダウンチューブとホイールが干渉する?)

すこし質問です。

一般的なフレームジオメトリの検討の場合、
トップチューブ長>シートおよびヘッドアングル>ハンガー下り・リアセンター
という流れで作図を進める感じなのでしょうか?ヘッド長等は作図上は「ナリ」で決まっている様に読み取れるのですが、、、

微スローピングはシートポストの突き出し量を確保したい(見た目の問題?)ということでしょうか?

リアセンター、僕のritcheyは415mmでした。ここは詰めると乗車感変わってきそうですね。とりあえず今乗ってる自転車の図面起してみます。

アングルですが、一般的なロードだと小さくになるにつれシートアングル(SA)が立ち、ヘッドアングル(HA)が寝る傾向があるのはご存じだと思いますが、恐らく、SAに​関しては背が低い方が乗るのでセットバックが不要、というのとフロントセンターに余裕を持たせることができるためだと考えています。HAはフロントセンターの確保、これは​トークリアランスの確保に繋がります。あとはホイールベースも当然長くなるので、小さいフレームでもハンドリングが過敏にならないようにという配慮ではないでしょうか。

私の場合はサドルオフセットが70mmあり、立ったシートアングルだとセットバックポストを使う必要が出てくるので寝かせてあります。不自然に下がったポストはあまり見た​目的に宜しくないので、その辺りも考慮してこのアングルにしました。今のRitcheyのポストがAntaresのレールのほぼ真ん中をクランプしているのはこのおかげで​す。ただ、やはりBBの位置も相対的に動いてしまうので、フロントセンターの確保には苦労しました。当初はトップチューブ長は530mmの予定だったんですが、「えらい詰​まってるけど大丈夫?」とビルダーから指摘があり試行錯誤の結果5mm伸ばす事になりました。それでもハンドルを切ると爪先が当たるのですが、これを改善しようとすると2​0mm近くフロントセンターを伸ばさないといけないので諦めています。


私の場合、トップチューブ長は予め決めていたので、トップチューブ長→ヘッド長→アングル→ハンガー下がり、といった順で決めていった覚えがあります。リアセンターは良く​分からないのでビルダーに「短めで」と伝えただけでおまかせしました。私の場合、ヘッドチューブ長が一番重要で、これのためにオーダーしたといっても過言ではないのでかな​り慎重に決めました。トップ530mmでヘッドチューブが長いモデルはあまりないんですよね。Kingのヘッドを使うのは確定していたので、Kingのスタックハイト(約​33mm)を足してスペーサーが8mm以下ぐらいになるよう決めてあります。トータルの長さだとコンフォートロード並みになるんですが、ノーマルヘッドを敢えて選んだおか​げでさほどハンドルが高いようには見えないと思います。

スローピングはなんというか、元々のコンセプトが”カーボンパーツやディープリムが似合うようなクロモリ”だったので、ラグレスでスローピングというのは最初から決めてい​た事でした。サドルが高く見える、とかセミISP(どちらかというとTimeのTranslink)が似合う、ちょっと軽くなる、とかもありますが、やはり一番大きいのは​上記のイメージです。本当はもう少しスロープさせても良かったかなあと思っていますが、後の祭りなので気にしない事にします。

結構実感しにくい数値があるので、私は前乗っていたフレームを参考にしています。Lapierre Xelius 400ですが、シートアングル73度、ヘッドアングル72度、トップ530mmとかなり近い数値になっています。ヘッドチューブが130mmしかないので実効長でも150​mmを切るぐらいですが、それ以外はかなり気に入っていました。やはり最初の1台となると難しいですし、後々ああすればよかったと思う事も多々あるので、ちょっと控えめに​1台作って本命はその後、という方が良い気がします。なかなかそういう訳にもいかないんですが…

私のようにジオメトリに気を回し過ぎて、工法やパイプやらで失敗しないようご注意下さいまし。


06-23-2012 09:07 PM   
#5

ichelloさん、どうもです。
パワポで描くっていうのは、ichelloさんだったらもっとうまくやってしまわれると思いますよ!

>一般的なフレームジオメトリの検討の場合、
>トップチューブ長>シートおよびヘッドアングル>ハンガー下り・リアセンター
>という流れで作図を進める感じなのでしょうか?

色々な流儀があるでしょうが、私の場合は、まず、使うステムを決めてから、ホリゾンタル換算トップ(芯-芯)を決めて、そこからスタートです。(本当は1983年に作ったFTB QUARKのジオメトリがスタートです)特にシート角度を変更すると広範囲に影響が及びますので、頭で考えるのもつらくなります。そんな時に役立つのが、謎の原始ツール(笑)。実は、ここにEXCELの本体に加えて、PDFの取説が置かれています。この取説をじっくり読んでいただいてから、EXCELシートを使っていただくと、参考にな​るかと思います。何処を動かすと何処がどれだけ変化するのかが、わかると思います。先ほど久々に見てみたら、このPDF取説、ずいぶんよく書かれていて、感心してしまいま​した(オイオイ)。ichelloさんはRitcheyのかっこいいロードを乗りこなしておられるので、そのフレームやステムの採寸を行って、そこからスタート、というの​がわかりやすいと思います。

PDF取説にも載せてありますが、網羅すると、こんな変数がフレームには存在します。



考慮すべき数値は、考えようによっては、ものすごく多いし、また、考えようによっては、ひとつしかない、とも言えますが、私が自分のために自転車を作るなら、間違いなく前​者の立場です。しかし、それが幸せな自転車生活につながるかというと、微妙かも知れません。

>ヘッド長等は作図上は「ナリ」で決まっ
>ている様に読み取れるのですが、、、

おっしゃる通りです。先ほどのEXCELシートでは、標準チュービング+平均的なラグの場合のヘッド長さが出るようになっていますが、実際には、ビルダーさんが使うラグと​か、ブレーキサイズ(やシューの位置!)などにもよりますので、ここは「ナリ」です。ここの数字を入れないのは、ビルダーさんとの阿吽の呼吸かも?なお、ヘッドセットです​が、私はデュラのヘッドセットにヒラメのアヘッドコンバータを前提としています。

>微スローピングはシートポストの突き出し量を確保したい(見た目の問題?)ということ>でしょうか?

な、なんでわかっちゃったのかしら~ん。
ホリゾンタルに見えるけど実はスローピング、という、空前の微スローピング(笑)を狙いました。しかもこの角度ならプレスラグで余裕で繋げられるだろう、という安易な考え​で。この微角度なら、だれもスローピングとは気付かないはずだ(!?)昔はこの程度の微角度で前下がりっていうロードフレームはありましたが、前上がりなんてロードじゃね​え、というのが80年代までの一般的な感覚でした。ケルビムやレベルは当時から平然とスローピングをやっていましたが。さて、微角度前上がりの量産ロードの前例はありやナ​シや?

その他、メカニカルトレイルなど、いろいろな論点がありますが、自転車の挙動解析というのは、エンジンの重量比率が大きすぎて、しかもエンジンがいろいろ動き回ってしまう​ということで、クルマの車体挙動解析よりも難しく、なかなか一筋縄ではいかないモノのようです。最後には自分の鋭敏な感覚を信じるしかない、ということに、なります。


mk2さん、まいどです。
>立ったヘッドアングルにオフセット43mmのフォークという事はかなりハンドリングは
>キレがあるのでしょうか。

実は73度に43mmのオフセットというのは、ごく一般的なフロントジオメトリです。ステアリング挙動は、ヘッド角度とオフセットで構成されるメカニカルトレイルが支配的​だと言われています(あちゃ~、上の図に載っていない)。これは2輪のダイナミックモデル(数式モデル)を構築する際に、大変便利なパラメータとして現れる量で、こいつが​ステアリング特性に大きな影響を与えるというのは、バイクの開発をしている車体系の技術の方なら、よくご存じかもしれません。

ちゃんとサイズ毎にフォークオフセットを調整している、まことに良心的なGDRのMeteor Speedの大きなサイズはまさに73度に43mm。この場合のメカニカルトレイルは55.3mm。73.5度ならオフセット40mm、72度ならオフセット49mmあた​りがこのメカニカルトレイルを実現する組み合わせです。オフセットが小さいとクイック、というのは実は、逆、です。


>使用頻度の高いダウンチューブのボトルケージ穴のみ補強を入れてあるのは長年
>乗られていて何か不具合があったからでしょうか?

これが全く別の理由で。。。
まず、シート側のボトルケージは、なるべく低い位置に取り付けたい、と考えます。すると、フロント変速機のバンドがボトルケージとシートチューブの間を通ります。となると​、これとボトルケージを受けるダボは干渉してはいけません。今回は補強板が干渉する可能性があるので、省略した、というわけです。



ダボを溶接した時点で、余計なものが丸いチューブに乗るので、いずれにしても応力集中は避けられません。補強板を付けても付けなくても、ちゃんと作ってあれば、全く問題な​いと思います。

せっかくmk2さんが開設してくださった相談所なので、折に触れて気長に書き足して行こうと思います。



06-26-2012 12:03 PM   
#6

mk-2さん、守衛のおじさんさん(さんが二つってなんか変)

レスありがとうございます。

どうもいろいろ違和感があるので、フレームジオメトリの勉強をしようと思ったら素晴らしい講師お二人の経験談を伺うことができました。嬉しいです。

寸法の追い方が体格からスタートするというのは当然ながらお二人に共通しており、その上で「見た目」が大事なことよくわかりました(笑)。

mk-2さんの場合>

手の長さに配慮しつつ地を這う様な戦闘的なたたずまいを大事にされ

守衛のおじさんさんの場合>

ロードレーサーの様式美に経緯を払いつつ、微かなスローピングでシートポストの突き出しを稼ぐ。
トライアングルの美しさを阻害する、ボトルケージは極力下げる

というコダワリ、伺わないとどこに工夫があるのかわからないので大変参考になりました(真面目です)。

実は投稿後、例のツールをマニュアルも読まずに入力し撃沈し、出力して良く拝見していたところです。仕事の合間に採寸して(いつも作業台の真横にありますから)、図面化し​てみようと思います。

で、ここからはビルダーと相談すべきことの様にも思うのですが、今のフレームに少し違和感を感じるところがありまして、どの辺を寸法的に弄れば解消されそうなのか、すこし​ご意見頂けると幸です。僕自身はあまりいろいろなロードを乗比べたことはありませんから、そもそもロードレーサーってそんなものなのかもしれませんが、、、

・直進安定性:MTBのクラインやAMPでは余裕で手放し運転できるのに、Ritcheyだとそうも行きません。
       よくコルナゴのレビュー等をみると直進安定性云々との記載がありますが、具体的には、ロードの
       場合、どこの寸法弄れば直進安定性が確保されるのでしょう?
       (タイヤの慣性がMTBの方が大きそう、かつ重心位置が低いから、単にロードの方が手放ししづらい&
        体幹鍛えろという話はこの際抜きで、、、笑)
・旋回性  :Ritcheyは下りのコーナーで幾分アンダー気味に感じます。ある程度スピードに乗せて、舵角の少ない
       運動(車線変更の様な動き)では申し分ありませんが、もうすこしスパスパ曲がる楽しそうです。
       (多分、フレーム全体の剛性不足 とか 単にコーナーリング(体重移動)が下手とかいう話は
        以下略(笑))
       なんとなく、フォークオフセット(メカニカルトレイル)の問題だけじゃない気がしています。
・ダンシング:これはペダリングの問題なのかもしれませんが、ダンシングでくいくい登って行く感じがありません。
       シッティングで回転あげていく方が登る気がします。緩勾配ならそれでもいいのですが、キツイ登り
       の時に、スパッと立ち上がって、加速してというのが幾分しんどいです。
       ちなみにハンガー下りは70mm程度でした。

あーなんか全然分かってない感じなのですが(フレームの設計と関連付けられていない)、どうせつくるなら今と乗り味が違うものにしたいので、思い当たりそうなことがござい​ましたら、ヒントだけでもお聞かせ下さればと思います。


06-29-2012 04:40 PM   
#7

(06-26-2012 12:03 PM)ichello さんは次のように書きました:  実は投稿後、例のツールをマニュアルも読まずに入力し撃沈し、出力して良く拝見していたところです。

恐縮です。
自分が使うためだけに作ったツールが出発点だったので。ほかの人が使えるような見通しのよいツールを作るのは難しいです。まあ、自己満足ですが、これはマジで便利です。

(06-26-2012 12:03 PM)ichello さんは次のように書きました:  ・直進安定性:MTBのクラインやAMPでは余裕で手放し運転できるのに、Ritcheyだとそうも行きません。
よくコルナゴのレビュー等をみると直進安定性云々との記載がありますが、具体的には、ロードの場合、どこの寸法弄れば直進安定性が確保されるのでしょう?
(タイヤの慣性がMTBの方が大きそう、かつ重心位置が低いから、単にロードの方が手放ししづらい&体幹鍛えろという話はこの際抜きで、、、笑)

理由はさておき、普通の自転車であればBBを高めにして重心を上に持ってきたほうが手放しでの自立が楽で安定であり、わずかですが容易に、まっすぐ走ることができると思い​ます。(高すぎると恐いですけど)

しかし、ママチャリも含めて大抵の自転車は、慣れてしまえば余裕で手放しできると思っていますが、どんなもんでしょうか?

簡単に手放しができないとなると、マシンのセンターが出ていない場合というのがまず、考えられます。マシンのセンターが出ていない場合、特に後輪がまっすぐ前を向いていな​いような場合は、気が付かない程度に非常にわずかですがステアリングを切って補償することになります。手放し状態でステアリングが自由になると、ごくわずかに切られたステ​アリングのおかげで、前タイヤ接地点に発生した横方向の小さな力によって、ヘッド軸周りにステアリングを戻そうとするモーメントが定常的に発生し、これによって一気に不安​定になるんじゃないかな?と素人ながら思います。ハンドルを握って走るときには全く気付きませんが。(2輪の操安性理論に強い方の助言があると助かります)

手放しでペダルを回すのをやめた場合、真後ろから見て、体の中心線と自転車を一直線上にすることが可能ですが、ichelloさんのRitcheyロードの場合、自分がま​っすぐになっているという感触はありますでしょうか?ほんの少し、体がよじれて、ついでにマシンも左右どちらかにわずかに倒れていませんか?もし、そうなら、マシンの芯を​確認されてみるとよいかも知れません。

それからヘッドの硬さ。ハンドルが渋くなるくらいにヘッド周りが硬くなっていると、手放しがやりにくいと思います。

(06-26-2012 12:03 PM)ichello さんは次のように書きました:  ・旋回性  :Ritcheyは下りのコーナーで幾分アンダー気味に感じます。ある程度スピードに乗せて、舵角の少ない運動(車線変更の様な動き)では申し分ありませんが、もうすこし​スパスパ曲がる楽しそうです。(多分、フレーム全体の剛性不足 とか 単にコーナーリング(体重移動)が下手とかいう話は以下略(笑))
なんとなく、フォークオフセット(メカニカルトレイル)の問題だけじゃない気がしています。

アンダーですか。タイヤが負けている(笑)とかないですよねぇ?? 旋回のやり方ですが、私の場合はわずかにリーンアウトでコーナーの出口にむかってオンラインをイメージして曲がっています。競技をやっているわけではないのでシビアなコー​ナリングは滅多にしませんが、やはり、人間の挙動はかなりの比重を占めてしまうような気がします。私の場合、今のマシンでジャスト・オン・ラインです。以下に私の自転車の​ステアリング・ジオメトリを並べますと、

 

この中で一台だけメカニカルトレイル(トレイルのヘッド角度正弦値)が小さいのがロード2です。ロード2を手に入れたとき、このステアリングフィールは、間違いなく、ロー​ド1とは違うもので、ロード2に違和感すら覚えました。これは違うぞ、と。手放しも少しだけ難しい。なるほど少しクイックなのでしょうか。しかし、あれから24年が経ち、​今でもこの2台には通勤で交互に乗るのですが、全く同じように曲がることができますし、どちらでも全然OK(笑)になってしまいました。少し違う特性の2台の、各々に対し​て、全く慣れきってしまったというわけです。あえて言えば今でもロード2はわずかに手放しが難しいかな(とはいってもカンタンですが)、と感じます。これはステアリング・​ジオメトリの差だと思っています。

一昨年に作ったのがロード3ですが、これはロード1を踏襲しており、狙い通りです。また、2年ほど前に、自分のべダルで試乗の機会を得たGDRのMeteor Speedもロード2と同じステアリングジオメトリですが、まるで自分の自転車のように走ることができたのが印象的でした。(ステムも120mmに替えてもらっていました​が) 試乗でいきなりシックリくるなんてことは、まずないし、このロードはいいなあ、なんて思うこともあまりないことなので、ちょっと驚きでした。

表で20インチ車というのがありますが、メカニカルトレイルをロード1と同等付近にするために、オフセットを18mmにしています。オフセットが少なすぎて、見た目的に不​安になるかも知れませんが、実際には、望んでいた通りのコーナリングを見せてくれました。フレーム剛性やホイール剛性、BB高さなど、いろいろなファクタがあるとは思いま​すが、メカニカルトレイルを自分の慣れた値にしておく、現状のステアリングがダルだなと思ったら短くしてみる(フォークオフセットを大きく、またはヘッド角度を立てる)、​というのは、新しいフレームを作るときに、考慮しておいた方が良いのではないかと思います。

(06-26-2012 12:03 PM)ichello さんは次のように書きました:  ・ダンシング:これはペダリングの問題なのかもしれませんが、ダンシングでくいくい登って行く感じがありません。シッティングで回転あげていく方が登る気がします。緩勾配​ならそれでもいいのですが、キツイ登りの時に、スパッと立ち上がって、加速してというのが幾分しんどいです。ちなみにハンガー下りは70mm程度でした。


私は硬すぎるフレームは苦手です。丹下No.2クラスの硬さのスチールに慣れ切ってしまっているためです。世の中、高剛性なフレームが溢れるほどありますが、私の場合はリ​ズムが掴みにくくて、ダメです。(もう歳なので。。。) これは全く、慣れの問題で、最初から剛性の高いフレームで走り続けている人は、そういうフレームの乗りこなしを体で憶えて、その方向性で身体も進化を遂げますから、剛性の​高いフレームの方が登坂も気持ちよく走れるし、普通のスチールバイクの剛性では、気持ち悪いと感じるかもしれません。どちらが優れたフレームか、ではなく、自分はどちらが​好きか、どちらが自分向きか、ということです。

ロード1では、シートステーは、テーパ―管のもっとも太い部分を切り出して使っており、加えてBBが2mm高いことも手伝ってか、明らかにロード2よりも踏んだ感触は硬め​です。疲れている時はこれが結構、気になります。速度差など実際にはないでしょうが、進んでいないような気がすることもあります。シートステー用チューブのどこを切り出し​たか、の差だけで、違いが分かってしまうのですから、私にはオーバーサイズのダウンチューブを使う勇気はなかった(笑)。径を上げると剛性は一気に上がります。

一昨年に造ったロード3は、その辺を勘案して、カイセイ8630を使いました。カイセイ019相当の硬さで、丹下No.2よりもやや低剛性のフレームを構成することができ​、少し軽めのチューブです。

小径車はカイセイ019ですが、細めのシートステーで、登坂が非常にスバラシイ。これが高剛性カーボンロードのような硬さだったら、自分には全く合わないんだろうなあ、と​思ってます。

雑誌などのインプレ記事では、多彩な形容詞を駆使して登坂のキレの良さや巡航の容易さ、加速の鋭さ、下りの安定感などが雄弁に語られますが、どうも私には、人が言うことを​言うとおりに体感できかったり、理解できないことが多く、とくに雑誌系のインプレはチンプンカンプンで、自転車の乗り味を語る資格が自分にあるんか?とも思いますが、以上​、ご参考になれば。


06-30-2012 12:04 PM   
#8

守衛のおじさん さん

感覚的な投げかけに回答くださりありがとうございます。目から鱗でした(納得)。

1.手放しについて、

センターが怪しい.たしかにそう思います。一度ビルダーに確認してみます。まずここを疑ってかからないと問題の切り分けができませんね。さすがです。

2.コーナーについて、

僕はもともとMTBerですので、リーンインは怖くてできません。グリップが抜けても姿勢を回復しやすい様に思うのでほとんどがリーンアウトです。
メカニカルトレイル5mm程度の差、体感で違いがわかるのですね。この辺は市販のフォークのオフセットとヘッド角の調整でどの辺を落としどころにするのかにかかわってきそ​うです。あとは、どの位の速度域で思い通りの走りをしたいのかに関わってきそうですね。

3.ダンシング

ほとんど剛性次第ということ、、と理解しました。

交換パーツやヘッドパーツがかなり限られて来ているため、次に組むとするとヘッドはOSになると思われます。また、非常に大ざっぱな思い込みかもしれないのですが、ダウン​チューブとステーはある程度強いほうがいいのかな?とは感じています。テーパーのパイプのどの辺から材料を切り出すかで剛性がかわるというのは奥が深い!!

やはり数値化しないとここから先に進めない気がしますので週末やってみます。ありがとうございました!!


06-30-2012 10:01 PM   
#9

ichelloさん
私の全く私的な感触が、何かご参考になれば幸いです。

(06-29-2012 04:40 PM)守衛のおじさん さんは次のように書きました:  2年ほど前に、自分のべダルで試乗の機会を得たGDRのMeteor Speedもロード2と同じステアリングジオメトリですが、

しまった、自己レス!
ロード2と同じステアリングジオメトリ、じゃなくて、ロード3でした。


12-21-2016 10:18 AM   
#10

(06-23-2012 10:38 AM)守衛のおじさん さんは次のように書きました:  mk2さんのキレ!のあるロードの秘密がわかったゾー、という感じですね、これは!!
で、リアセンターとハンガーダウンが私のと同じデスヨォ~!!

私の場合は、ダラダラしていて、あーでもない、こーでもないと長考し、半年ほど経つと、ようやくオーダーする気になる、みたいな感じです。一昨年、22年ぶり(ほとんどア​ホ)にロードフレームを作りましたが、スローピング角度を決めるのに半年(間違いなくアホ)みたいな感じになってしまい、結局、なんだかんだで、フツーのフレームをオーダ​ーしようと思ってから実行するまでに3年ほどかかってしまいました。(只々ボーとしていただけなのは秘密)

ジオメトリ検討は、謎の原始ツールを使いました。

そのあとにオーダーシートを数ページにわたって作成しましたが、その中に出てくるのがこの寸法図です。CADではなく、パワポで書いてあります。ワードでも描けます。



シートパイプのボトル台座位置は、単に低くしただけではなかったり、と、色々理由があってこういう各部サイズになっていますが、説明し始めるとかなり長くなるので。。。い​ずれにしても、mk2さんも同じだと思いますが、100%自分のためだけのジオメトリになっているというわけです。

このパワポのデータ、もし残ってたらいただく事は可能でしょうか?ジオメトリというよりカラー検討をしたいのですが、なかなか良い素体が無く…

もしあれば、よろしくお願い致します!

baru (@barubaru24)
blog: 東京⇔大阪キャノンボール研究


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